理不尽な上司
上司に振り回される理由をほどく
上司の指示が矛盾する、責任を押しつけられる、えこひいきされる、怖くて萎縮する、どうしても合わない。理不尽な上司に振り回される理由を、個人の性格だけでなく職場の構造や行動科学から整理し、どう付き合い、どう距離を取るかまで考えます。
指示が矛盾して振り回される
上司の指示が曖昧だったり、昨日と今日で言うことが変わったりすると、部下は何を基準に動けばいいのか分からなくなります。「自分で考えろ」と「勝手に動くな」が同時に求められるような、動いても止まっても怒られる状況の仕組みを整理します。
決定権は持つのに責任を取らない
判断には口を出すのに、問題が起きると部下へ責任を押しつける上司がいます。決める権限と結果を引き受ける責任が分かれてしまうと、現場にだけ負担が残ります。誰が決め、誰が責任を負わされているのかを切り分けます。
判断できない上司が現場を止める
上司だからといって、判断やマネジメントが得意とは限りません。決断を先延ばしにしたり、問題を見て見ぬふりしたり、優秀な部下をうまく扱えなかったりすると、上司一人の迷いが現場全体を止めます。「上司なのだから分かっているはず」という前提を外して考えます。
都合のいい部下だけが評価される
仕事の成果より、反論しない、気が合う、扱いやすいといった要素で部下への評価が変わることがあります。すると、頑張り方ではなく上司との距離によって扱いが決まり、不公平感が強くなります。なぜ「お気に入り」や「都合のいい部下」が生まれるのかを整理します。
上司が怖くて萎縮する
上司の機嫌や怒りを気にするようになると、何も言われていないときまで顔色をうかがい、質問や相談を避けるようになります。怒られないことが仕事の目的になるほど、本来必要だった報告や判断まで止まります。上司への恐怖が、どう仕事の行動を狭めていくのかを整理します。
上司と価値観・働き方が合わない
昔ながらの働き方や自分の成功体験を正解だと考える上司とは、仕事の進め方そのものが噛み合わないことがあります。長時間働くこと、苦労すること、従来のやり方を守ることが評価されると、「上司と合わない」が仕事そのものへの嫌悪に変わることもあります。単なる相性と、押しつけられている価値観を分けて考えます。