保険料が高い気がする、何に入っているのかよく分からない、結婚や出産、住宅購入で必要な保障が変わった。そんなときは、新しい保険を探す前に、今の保障を整理するところから始められます。
保険の見直しは、「おすすめ商品を探す」ことから始める必要はありません。何が起きたときに家計が困るのか、その不足分をどう埋めるかを考えるために使います。
まずは「何に備えたいのか」を分ける
死亡、病気・入院、働けなくなること、がん、介護など、保険が備えるリスクは一つではありません。最初に「何が不安なのか」を分けると、必要な保障を考えやすくなります。
不安だから全部手厚くするのではなく、起きたときに家計へどれくらい影響が出るかを見ます。
証券を全部理解してから相談しなくていい
今払っている月額保険料と、「死亡に備える」「入院に備える」など大まかな目的が分かれば、見直しは始められます。細かい特約は相談しながら確認できます。
保険だけでなく、公的保障と貯蓄も一緒に見る
病気や働けない状態になったとき、使えるのは民間保険だけではありません。公的医療保険、傷病手当金、公的年金などの制度が使える場合があります。
さらに、今ある貯蓄や家族の収入でどこまで対応できるかも見ます。そのうえで足りない部分だけを民間保険で補うと、保障を増やしすぎにくくなります。
見直すときは「保障が少ない」だけでなく「多すぎる」も見る
保険の見直しというと、足りない保障を増やすイメージがありますが、逆に保障が重複していたり、保険料が家計を圧迫していたりすることもあります。
死亡保障、医療保障、就業不能保障などを並べて、「今の生活に本当に必要か」を一つずつ見ます。
ライフイベントの前後は、見直すタイミングになりやすい
結婚、出産、住宅購入、転職、独立、子どもの成長などで、守りたい生活や必要な保障額は変わります。
昔入った保険が悪いということではありません。そのときに必要だった保障が、今の家計や家族構成にも合っているかを確認します。
無料相談でも「誰から報酬を受けるのか」は確認する
保険相談には、公正・中立な情報提供を目的とした窓口もあれば、保険商品の販売を行う民間の相談窓口もあります。
販売型の相談窓口が悪いわけではありませんが、無料相談でも保険会社からの手数料が収益になる場合があります。どんな立場の相談なのかを理解したうえで使います。
公的・中立的な情報確認と、民間の保険相談を使い分ける
「そもそも保険の仕組みが分からない」「今の保障が過不足どちらなのか整理したい」なら、生命保険文化センターやJ-FLECのような中立的な相談先から使えます。
一方で、複数の具体的な保険商品を比較したい、今の契約を見ながら乗り換えまで相談したい場合は、ほけんの窓口のような民間の保険相談を使う方法があります。
公的・中立的な相談と民間の販売窓口は、どちらか一方に決める必要はありません。まず仕組みや必要保障を整理してから、必要なら具体商品を比較するという順番でも使えます。
乗り換えは、今の保険を解約する前に確認する
新しい保険へ入り直す場合、年齢や健康状態によって条件が変わったり、同じ保障に入り直せないことがあります。
「新しい方が安そう」という理由だけで先に解約せず、新しい契約が成立するか、保障が途切れないか、解約による不利益がないかを確認してから進めます。
生活費そのものが足りないなら、保障を増やす前に家計全体を見る
保険料を払うことで生活費が苦しくなっている、借入で日々の支払いをつないでいる場合は、保障を増やすより先に家計・公的支援・返済状況を整理します。
まずは今の保障を一度並べてみる
月額保険料、死亡保障、医療保障、働けないときの保障など、分かる範囲を並べるだけで構いません。そのうえで、今の生活に足りないものと多すぎるものを相談できます。
具体的に使えるもの
この方法を実際に使うときの候補です。順位ではなく、条件が合うかで見ます。
保険を見直す
保険が今の生活に合っているか分からないときに、まず保障内容を確認してから見直しを相談できます。
保険を増やすことではなく、必要な保障だけ残す
保険の見直しは、契約を増やすためだけにするものではありません。必要な保障を確認し、不要なものは減らし、不足しているところだけ補う。その順番で考えれば十分です。