気分の落ち込みや不安が続く、眠れない、仕事や家事が回らない、人と話すのもしんどい。そんなときは、病名を自分で決める前に、こころの不調として相談できます。
こころの健康相談は、診断を受ける場所とは限りません。今どんなことに困っていて、相談・カウンセリング・医療のどこへつながるとよさそうかを整理するための入口として使えます。
「病院へ行くほどか分からない」段階から相談していい
こころの不調は、本人にも程度が分かりにくいことがあります。診断名をつけられるほど説明できなくても、「眠れない」「不安が強い」「仕事に行くのがつらい」など、今困っていることをそのまま伝えれば構いません。
公的な相談窓口で話したうえで、必要なら医療機関や別の支援につなぐ方法があります。
相談するときは、症状名より生活への影響を伝える
「うつかもしれない」と推測するより、いつから続いているか、眠れているか、食事が取れているか、仕事・学校・家事にどんな影響が出ているかを伝えると整理しやすくなります。
公的なこころの相談を、最初の入口にできる
こころの健康相談統一ダイヤルでは、全国共通番号から、電話をかけた地域の公的なこころの健康相談機関につながります。
「どこへ相談すればいいか分からない」という段階で、地域の相談先につながる入口として使えます。
仕事や職場の悩みが中心なら、「こころの耳」も使える
仕事量、人間関係、ハラスメント、働くことによる心身の不調など、仕事が大きく関わっている場合は、働く人の「こころの耳」相談も候補になります。
本人だけでなく、家族が相談できる窓口もあります。職場の問題とこころの不調が重なっている場合に、仕事の文脈ごと相談できます。
相談・カウンセリング・医療は、役割が違う
公的な相談窓口は、今の困りごとを聞き、必要な支援を整理する入口です。カウンセリングは、気持ちや考え、人間関係などを継続的に整理するために使えます。
診断や治療、薬の処方などは医療機関の役割です。生活への影響が強い、症状が長く続いている、身体的な不調も大きい場合は、医療機関への相談も考えます。
「まだ頑張れる」で先延ばしにしない
こころの不調は、限界になるまで我慢すると、相談するための気力までなくなることがあります。
仕事や家事が完全にできなくなってからではなく、「最近いつもと違う」「少し長引いている」と感じた段階で相談して構いません。
身近な人が相談を勧めるときは、病名を決めつけない
家族や友人が心配している場合も、「あなたは○○だ」と診断するように伝えるのではなく、「最近眠れていないのが心配」「一度相談できるところを見てみない?」という形で、困っている様子から話します。
今すぐ自分や誰かの安全が危ないなら、通常の相談より緊急の支援を優先する
自分や他人を傷つけそう、意識や判断が大きく乱れているなど、差し迫った危険がある場合は、通常の相談窓口だけで待たず、救急や警察など緊急の支援につながります。
まずは、今困っていることを一つ話す
病名や原因を自分で決める必要はありません。「眠れない」「仕事に行くのがつらい」「不安が続く」など、今いちばん困っていることを一つ伝えるところから始められます。
具体的に使えるもの
この方法を実際に使うときの候補です。順位ではなく、条件が合うかで見ます。
こころの不調を相談する
気分の落ち込みや不安が続くときに、公的な相談先や医療機関を探せます。
相談することと、病気だと決めることは別
相談したからといって、すぐに診断や治療へ進むとは限りません。まず今の状態を言葉にし、必要な支援が何かを一緒に整理する。それだけでも使う意味があります。