毎月返しているのに残高がなかなか減らない、複数の返済で生活費が足りない、すでに滞納や督促が始まっている。そんなときは、返済を続けるだけでなく、借金の状況そのものを相談できます。
借金の相談は、すぐ債務整理を決めるためだけのものではありません。まず今の返し方を続けられるのか、ほかにどんな方法があるのかを確認するところから使えます。
こんな状態なら、早めに相談していい
返済しても元金が減りにくい、返済のために別の借入をしている、生活費を削っても追いつかない、支払日が来るたびに資金をかき集めている。こうした状態が続いているなら、相談する理由として十分です。
「まだ延滞していないから大丈夫」と考えず、苦しくなっている段階で相談した方が、選べる方法を確認しやすくなります。
最初から手続きを決めなくていい
相談した結果、今の返済を続けられそうなら、それで終わって構いません。まず状況を見てもらい、必要なら次の方法を考えるという順番で使えます。
相談前に、借入を一覧にしておく
きれいな家計簿を作る必要はありません。分かる範囲で、借入先、残高、金利、毎月の返済額、返済日、滞納の有無を並べます。
クレジットカードのリボ払いやキャッシング、消費者金融、カードローンなどが複数ある場合も、一度まとめて見た方が全体を把握しやすくなります。
借金の相談先は、大きく役割が違う
まず状況を整理したいなら、無料・中立の相談先
今の返済を続けられるのか、家計をどう見直せばいいのか、そもそも専門家へ進む必要があるのかを整理したいなら、無料の相談窓口から始められます。
日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)は、クレジットや消費者ローンなどの多重債務について、無料で相談・カウンセリングを受けられる窓口です。
法的な手続きまで相談したいなら、法律相談へ
返済条件の見直しだけでは難しい、債務整理の方法や影響まで確認したいという場合は、弁護士や司法書士などの専門家へ相談します。
法テラスで利用できる制度や相談先を確認する方法もあれば、債務整理を扱う民間の法律事務所へ直接相談する方法もあります。公的・民間のどちらが上という話ではなく、まず案内がほしいのか、具体的な手続きまで相談したいのかで選びます。
債務整理は一つの方法だけではない
借金の整理には、返済条件を見直す方法や、裁判所の手続きを使う方法など複数の選択肢があります。どの方法が使えるか、どんな影響があるかは、借入額、収入、資産、家族状況などによって変わります。
そのため、ネットで見た「この方法が一番いい」をそのまま当てはめず、自分の状況で何が可能なのかを相談して確認します。
相談するときは、費用と対応範囲も確認する
民間の法律事務所へ依頼する場合は、相談料、着手金、報酬、分割払いの可否などを確認します。どの手続きまで対応するのか、途中で追加費用が発生する条件があるのかも見ておきます。
相談だけなら無料でも、正式依頼には費用がかかる場合があります。料金だけで決めず、誰が対応するのか、何を任せられるのかも合わせて確認します。
返済のために新しい借入を重ねる前に相談する
返済日に足りない分を別の借入でつなぐ状態が続くと、全体の返済負担が見えにくくなります。新しい借入で時間を延ばす前に、一度全体を出して相談する方が状況を整理しやすくなります。
まずは、相談だけして選択肢を確認する
この段階で「債務整理をする」と決める必要はありません。無料相談で状況を整理する、公的制度を確認する、必要なら民間の専門家へ進むという順番でも構いません。
具体的に使えるもの
この方法を実際に使うときの候補です。順位ではなく、条件が合うかで見ます。
借金を相談する
返済が苦しくなったら、いきなり手続きを決めず、まず状況を相談して使える方法を確認できます。
返済そのものより、家計の整理で足りることもある
借金の返済自体は無理なく続けられていて、支出の多さが主な問題なら、債務整理より先に家計の見える化や家計相談を使う方が合うことがあります。
一方で、返済のために生活が崩れているなら、一人で「まだ返せる」と耐え続けず、外へ相談して今の返し方を続けるべきか確認していい状態です。