殴る・蹴るといった暴力だけでなく、怒鳴る、脅す、行動を監視する、お金を自由に使わせない、性的な行為を強いる。こうしたことが続いているなら、一人で相手との関係を何とかし続けなくても相談できます。
DV支援は、「別れるか、関係を続けるか」を先に決めるためのものではありません。まず安全を確保して、自分が選べる状態を増やすために使えます。
今すぐ危険があるなら、相談先選びより安全確保を優先する
暴力が続いている、相手が武器を持っている、外へ出られないなど差し迫った危険がある場合は、サイトを読み続けるより110番や救急、安全な場所への移動を優先します。
「これもDVなのか」と迷う段階から相談できる
DVは身体的な暴力だけではありません。脅しや威圧、無視や人格否定、交友関係や行動の監視、生活費を渡さない・細かく管理するといった金銭的な支配、性的な強要などが重なることもあります。
自分で「DVに当たる」と確定できていなくても、何が起きているか、何が怖いかをそのまま相談できます。
まず相談するだけでもいい
相談したからといって、その場で別れる、家を出る、法的手続きを始めると決める必要はありません。今の状況でどんな支援や避難先があるかを聞くだけでも構いません。
地域の相談窓口へつながるDV相談ナビ、電話やチャット等で相談できるDV相談プラスなど、公的な入口があります。
相談するときは、相手に知られない方法も考える
検索履歴、通話履歴、位置情報、共有アカウントなどを相手に確認されている可能性がある場合は、相談に使う端末や場所にも注意します。
自分の端末を使うことが危険なら、信頼できる人の端末や安全な場所から相談する方法もあります。相談したこと自体を相手へ伝える必要はありません。
安全な場所へ移ることも、支援の一部
家を出たいけれど行き先がない、子どもと一緒に避難したい、相手に居場所を知られたくないといった場合は、相談窓口から地域の支援機関や避難について案内を受けられることがあります。
「自分で住む場所を決めてから相談する」のではなく、どんな選択肢があるかを先に聞いて構いません。
証拠集めより、安全を優先していい
メッセージ、写真、診断書、録音などが後で役立つことはありますが、証拠を取るために相手を刺激したり、危険な状況へ戻ったりする必要はありません。
今ある記録だけで相談し、「これから何を残した方がいいか」を支援者や専門家に確認する方法があります。
法的な対応が必要なら、法律相談も使える
離婚、保護命令、子どものこと、住まいやお金の問題など、法的な整理が必要になった場合は法律相談へ進めます。
法テラスでは法制度や相談窓口の案内を受けられ、一定の条件を満たす場合には無料法律相談や費用立替制度を利用できることがあります。民間の弁護士へ相談する場合も、DV・離婚・家族問題を扱っているか、相談料や依頼費用、どこまで対応してもらえるかを確認します。
相談・避難・法律支援は、一度に全部使わなくていい
まず話を聞いてもらう、避難先だけ確認する、必要になったら法律相談へ進む、というように段階を分けられます。
大事なのは、相手との関係をどうするかを一人で決め切ってから助けを求めることではありません。安全な状態で考えられるように、先に外の支援を入れることです。
今使える相談先
地域のDV相談へつながる窓口、電話やチャット等で相談できる窓口、法的な支援につながる窓口を分けて載せています。今必要なものから一つ使えば十分です。
具体的に使えるもの
この方法を実際に使うときの候補です。順位ではなく、条件が合うかで見ます。
DV・暴力から身を守る
相手からの暴力や支配で安全が脅かされているときに、相談・避難・法的支援を使えます。
「まだ我慢できる」で判断しなくていい
暴力や支配が続いている関係では、自分の感覚だけで危険度を判断しにくくなることがあります。別れるかどうかを決めていなくても、安全な場所から一度相談して構いません。