仕事を回せない・進められない
着手・段取り・優先順位で詰まる理由
仕事を始められない。優先順位を決めても崩れる。忙しくなると頭が回らない。確認しているのにミスをする。仕事を抱え込み、相談や報告が遅れる。
こうしたことが続くと、「段取りが悪い」「注意力がない」「仕事ができない」と、自分の能力の問題に見えてきます。しかし、同じ「仕事を回せない」状態でも、止まっている場所は同じではありません。
ここでは、仕事を始めるところから、複数の仕事を進め、終わらせ、失敗したあとに自分を責めるところまで、実際に起きやすい悩みに沿って整理します。
仕事を始められない
やらなければいけないことは分かっているのに、なかなか着手できない。締切が迫るまで動けなかったり、大きな仕事を前に何から始めればいいか分からなくなったり、ちゃんとやろうとするほど最初の一歩が重くなったりします。 このフェーズでは、仕事が始まったあとの効率ではなく、始めるところで止まってしまう悩みを扱います。
優先順位と段取りが崩れる
仕事には取りかかれても、何から進めるかを決められないことがあります。順番を決めても目の前の仕事に流されたり、必要な時間を読み違えて、予定どおりに進まなくなったりします。 このフェーズでは、仕事の順番や時間を決めても、実際の仕事の流れとうまく噛み合わない悩みを扱います。
仕事量が増えるとパンクする
一件ずつならできる仕事でも、重なると急に回らなくなることがあります。仕事量が限界を超えても働き続けたり、忙しくなるほど判断できなくなったり、一件の急な仕事で一日の予定まで崩れたりします。 このフェーズでは、仕事そのものが増えたときに、それまでできていたことまで難しくなる悩みを扱います。
ミスとやり直しが減らない
確認しているつもりなのに別のところを間違える。一度注意され、次は気をつけようと思ったのに、また同じことをしてしまう。ミスを減らそうとしているのに、なかなかなくならないことがあります。 このフェーズでは、注意や確認をしているのに、仕事のミスが起きたり繰り返されたりする悩みを扱います。
仕事が終わらない・進まない
仕事はしているのに、なかなか終わらない。丁寧にやるほど時間がかかり、一度止めると戻れなくなり、早めに始めたはずなのに最後は締切に追われることもあります。 このフェーズでは、仕事を始めたあと、進めているはずなのに完成までたどり着けない悩みを扱います。
集中・複数タスクを管理できない
仕事中に別件が入ると、そちらへ移ってしまう。複数の案件を同時に進めていると、一つの確認や共有が抜ける。管理しようと仕組みを作っても、いつの間にか使わなくなることもあります。 このフェーズでは、一つの仕事だけではなく、複数の仕事を行き来する中で起きる集中・抜け漏れ・管理の悩みを扱います。
仕事を覚えて再現できない
教えてもらったはずなのに覚えられない。メモを取ったのに、実際の仕事ではうまく使えない。言われたことはやっているのに、「もっと自分で考えて」と言われることもあります。 このフェーズでは、仕事を教わってから、それを実際の場面で使えるようになるまでにつまずく悩みを扱います。
抱え込み・相談・報告が遅れる
困ったときほど、なかなか人に言えないことがあります。もう少し自分で何とかしようとして仕事を抱え込み、状況が悪くなるほど報告もしづらくなっていきます。 このフェーズでは、自分だけでは解決できなくなっているのに、周囲へ仕事をつなげられない悩みを扱います。
仕事ができない自分を責める・責められる
仕事でうまくいかないことが続くと、一つの失敗だけでは終わらなくなることがあります。「自分は仕事ができない」「また迷惑をかけた」「最後までやり切れない自分には責任感がない」と、仕事上の出来事が自分自身の評価へ広がっていきます。 このフェーズでは、仕事で起きた一つひとつの失敗が、能力・性格・責任感まで含めた評価へ変わってしまう悩みを扱います。