「もうやめよう」と決めても繰り返してしまう、使う金額や時間が増えている、家族が止めようとしても同じことが起きる。そんな状態は、本人の意志だけで何とかし続けなくても相談できます。
依存症の支援は、「本人がもっと強く我慢する」ためのものではありません。本人や家族だけで抱えている状態に、相談・医療・回復支援を入れるために使います。
「依存症かどうか」を自分で決めてから相談しなくていい
ギャンブル、アルコール、薬物などで、やめようとしても繰り返す、生活費や借金に影響が出る、仕事や家族関係が崩れてきたといった困りごとがあれば、診断がついていなくても相談できます。
診断が必要な場合は医療機関で確認します。最初の相談では、「何回やったか」より、生活にどんな影響が出ているかを伝えるところからで構いません。
本人が相談したがらなくても、家族だけで相談できることがある
依存の問題では、本人が問題を認めていない、相談を拒んでいるということもあります。その場合でも、家族が先に相談し、どう関わればいいか、どんな支援があるかを確認できる窓口があります。
相談するときは、責める材料ではなく生活への影響を整理する
金額、回数、使った時間だけを並べると、「どれくらいひどいか」の争いになりやすくなります。相談では、生活費が足りない、借金が増えた、仕事を休むようになった、家族が対応に疲れている、といった影響も一緒に伝えます。
完璧な記録は必要ありません。分かる範囲で最近の状況をまとめれば十分です。
支援は「相談」「医療」「回復支援」に分けて考えられる
まず相談する
地域の相談窓口などで、今の状況を話し、どの支援へ進むのがよさそうかを確認します。本人だけでなく、家族からの相談に対応している窓口もあります。
医療につながる
依存症の専門医療機関では、診断や治療について相談できます。身体状態やほかのこころの問題が関係している場合もあるため、医療が必要かどうかも含めて相談します。
回復支援・自助グループにつながる
同じ問題を経験している人同士の自助グループや、回復を支える施設につながる方法もあります。医療だけ、相談だけで完結させず、必要な支援を組み合わせることもできます。
家族が借金を肩代わりし続ける前に相談する
依存に伴う借金や支払いを家族が繰り返し埋めていると、目の前の危機は収まっても、同じ状態が続くことがあります。
ただし、急にお金を止めればすべて解決するという話でもありません。本人や家族の安全、生活状況もあるため、支援者と相談しながら対応を考えます。
本人を追い詰めるための「監視」だけにしない
お金や行動を細かく監視するだけでは、隠れて繰り返す状態になることもあります。本人を責め続けるより、家族側も含めて外部の支援につながり、対応を一緒に考える方が使いやすくなります。
借金があるなら、依存の相談と借金の相談を分けて使っていい
ギャンブルなどで借金が大きくなっている場合、依存の支援だけでは返済の問題は解決しません。逆に、借金だけ整理しても、依存の問題が残れば再び借入につながることがあります。
必要なら、依存症の相談と借金の相談を並行して使います。問題を一つの窓口だけで全部解決しようとしなくて構いません。
まずは近くの相談先・医療機関を探す
依存症対策全国センターでは、全国の相談窓口、専門医療機関、自助グループなどの情報を確認できます。自分や家族がどこへ相談すればいいか分からないときの入口として使えます。
具体的に使えるもの
この方法を実際に使うときの候補です。順位ではなく、条件が合うかで見ます。
依存について相談する
やめたいのにやめられない状態を本人や家族だけで抱えず、相談や専門支援につなげられます。
最初の一歩は、「やめる」と約束することだけではない
何度もやめると約束して、それでも繰り返しているなら、同じ方法を強くするだけではなく、外の支援を入れる方法があります。
本人でも家族でも、まず相談先を一つ確認する。そこから必要な支援へつながれば十分です。