同じことで何度も喧嘩する、話し合おうとしても責め合いになる、将来やお金、家事、子どものことなど大事な話が進まない。そんなときは、二人だけで何とかし続けず、第三者を入れて整理する方法があります。
夫婦・パートナー相談は、別れるか続けるかを代わりに決めてもらうものではありません。二人の間で絡まっている論点を分けて、自分たちで選びやすくするために使えます。
「関係が壊れてから」ではなく、同じ話を繰り返す段階から使える
大きな危機だけが相談の対象ではありません。家事分担、生活費、性生活、親との関係、仕事との両立、子どものことなど、何度話しても同じところへ戻ってしまうテーマがあるなら相談できます。
「まだ普通に会話できるから大丈夫」と待つ必要もありません。二人で話せるうちに第三者を入れる使い方もあります。
相手が来なくても、自分一人で相談できる
相手が相談に乗り気でない場合でも、自分一人で「何に困っているか」「何を変えたいか」「どこまでなら譲れるか」を整理することはできます。最初から二人参加を前提にしなくて構いません。
相談前に、争点を一つに絞る
関係の不満を全部持ち込むと、「結局どこから話せばいいのか」が分かりにくくなります。まずは、いま一番困っているテーマを一つ選びます。
そのうえで、起きている事実、自分の希望、相手に求めていること、譲れない条件、試せそうなことを分けます。
二人で受ける相談と、一人で受ける相談は目的が違う
二人で受けるなら、会話そのものを整理する
同じ話題になると責め合いになる、片方が黙る、結論だけ急いでしまうといった場合は、第三者が会話に入り、話す順番や論点を整理する使い方ができます。
一人で受けるなら、自分の選択肢を整理する
関係を続けたいのか、何が変われば続けられるのか、どこから先は受け入れられないのか。自分の考えや境界線を整理するために使えます。
「どっちが正しいか」を決めてもらう場所にしない
夫婦・パートナー相談を「相手が間違っていると証明してもらう場所」にすると、相談自体が対立の延長になりやすくなります。
大事なのは、どちらを勝たせるかではなく、何が起きていて、何なら変えられるのかを整理することです。
カウンセラーを選ぶときに見ること
カップル・夫婦相談に対応しているか、二人で受ける場合の料金、守秘や記録の扱い、一人だけでも利用できるかを確認します。
話しにくい、どちらか一方に偏っていると感じるなど、相性が合わない場合は担当者を変えて構いません。
民間カウンセリングと法律相談は、役割が違う
関係や会話を整理したいなら、カップル対応の民間カウンセリングが使いやすい選択肢です。
一方で、離婚、財産分与、親権、養育費など具体的な法的問題を確認したい場合は、法律相談へ分けて考えます。カウンセリングと法律相談は、同じ役割ではありません。
DV・脅迫・監視があるなら、共同相談より安全確保を優先する
暴力、脅迫、強い監視、金銭や行動の支配がある関係では、二人で話し合うこと自体が危険になる場合があります。そのときは共同カウンセリングより、DV・暴力の支援など安全確保を優先します。
まずは、自分一人で一回話してみてもいい
相手を説得して一緒に予約するところから始めなくても構いません。まず自分の中で何が起きているかを第三者に話し、そのあと二人で受けるかどうかを考えられます。
具体的に使えるもの
この方法を実際に使うときの候補です。順位ではなく、条件が合うかで見ます。
夫婦・パートナーのことを相談する
二人だけで話すと同じところを回ってしまうときに、第三者を入れて関係や選択肢を整理できます。
「続けるか別れるか」だけにしない
関係の問題は、二択にすると急に重くなります。まず何がうまくいっていないのか、何なら変えられるのか、どこから先は難しいのかを分ける。それだけでも、次の判断はしやすくなります。